前回、金魚を使ったのジオラマを制作した(下記記事参照)が、レンダリング画面が少し寂しかった。
今回はレンダリング画面を操作して、外観を整えてカッコよくする。
MagicaVoxelを起動して、Projectから“diorama01”ファイルを選択。
前回作成したジオラマがWorld画面に表示された。
レンダリング画面
画面左上部メニューから“Render”クリック。
レンダリング画面が表示される。
今回は、オブジェクトが表示されている画像領域の左隣に表示されるLight―Sample-Displayパネル(現時点ではLightと表示されている;以後LSDパネルと呼ぶことにする)を操作する。
色の指定方法
注意!! 色の変更に(モデリング画面の時のように)画面左のPaletteはつかわない。
LSDパネルの、それぞれの項目での色ウィンドウをクリックすると、HSVで色の指定を行うウィンドウが表示される。
色彩バーの右に並ぶ数値を操作してもよさそうだが、色の上を直接クリックする方が簡単そうだ。Hの色をクリックするとSの色が変わる。
厳密に設定するとき以外は、色バーの上のクリックで色変更を行えばよさそう。
Lightツール Sun、Sky設定
LSDパネルの“Light”アイコン(太陽みたいな図)クリックで表示されるLightツールを操作する。
Sun設定
Lightツールの中の“Sun”の設定を操作する。
Angleは難しそうなので、今回はパス。
“Area”のバー(数値)を変更してみる。
数値が小さいと影が濃く、大きいと薄く見えることから、数値は影の範囲(大きさ)と思われる。ほどほどの中央値でよいか。
“Intensity”の右に表示される色ウィンドウを変更する。
黄色に変更すると、画面が全体的に黄色っぽくなった。
太陽光線の色ということだろうか。これは白でいいか。
“Intensity”のバーを左右に移動する。
これは光線の強さということだろう。暗いと見えないくなるので、Fullに近くてよい。
Sky設定
次は“Sky”の項目を操作する。
後述する項目で、Ground(地面)の設定があることから、これは“地面”に対する“空”部分を設定する場所と考えられる。
まず“Sky”のすぐ右に表示されている3つのアイコン(モード)を比較してみる。
Plane(一番左の四角形アイコン)は、空部分が一様に着色されている。
Wave(中央の波々アイコン)は地面に近い部分が明るく、遠くなるほど色が濃くなるグラデーションの設定。
Photo(一番右の写真アイコン)は空部分に写真の一部が表示される。
(Planeモード)
“Intensity”の色ウィンドウを変更すると、予想通りだが、空がその色が変化した。
色はジオラマごと設定する方針でよさそう。
“Intensity”のバー(数値)で空の明るさが変わる。
明るくないと色の変化が分からないので、これはFull設定で良い。
(Waveモード)
“Rayleigh”の色ウィンドウを変更する。
ウィンドウの色に空が変更されたので、これは空の色を指定する項目でよさそう。
色はジオラマごとに変更する。
“Rayleigh”のバー(数値)は何だ?分からないが、中間値が普通に見えるから、中央値でよい。
“Mie”は何だろう?空の地面側の色設定みたいだが・・・・色を変更しても変化が分からない。ならば白でよい。
“Mie”のバー(数値)はFullにすると空と地面の境界がぼやける。境界を不明瞭にするならPlaneモードで良いはず。ということで、この値は小さくて良い。
“Ozone”もさらに輪をかけて不明・・・。バー数値を大きくすると見えにくくなるので、数値は小さく設定し、色は何であっても良くない感じがする。
したがって、色は白、バー数値は小さく設定する。
(Photoモード)
今のところ使うつもりはないが、Rotationを変更すると下段に表示されている図に沿って、空の様子が変化した。(これをどう使うのだろう?)
Sampleツール
LSDパネルのアイコンを“Sample”ツール(棒グラフのアイコン)に変更。
ここで表示されるメニュー(設定項目)はほぼ理解できなかった。
変化が分かったのは“Shadow”。
ONにすると影が表示され、OFFで影が無くなった。
影が無いと寂しくなるので、これはONで良い。
Displayツール
LSDパネルのアイコンを“Display”ツール(歯車アイコン)に変更。
Displayメニューも“Ground”しか変化が分からなかった。
色ウィンドウを変更すると地面の色が変わる。これはジオラマごとに変更する。
ジオラマ完成(レンダリング最終設定)
以上を踏まえて、最終的に地面も空も水色として、SkyはWaveモードとした。
とりあえず、ジオラマ完成。
この記事の参考書籍