3Dモデルを使ったアニメーションを考えるうえで、少し形を変えて動きを表現するということを行いたい。
MagicaVocelのWorld画面を使えば、複数の3Dモデルを同じ画面内で取り扱うことができる。
今回は、World画面を使って1つのモデルで色々やってみた。
この記事の参考書籍
まずは準備を行う
詳細サイト:MagicaVoxelでボクセルモデルを作成する モデリング画面での操作方法の解説
準備①:MagicaVoxelを起動して、モデリングエディタのフィールドサイズを16ボクセル大として、Centerボタンで中心化、[Clear]ボタンで、空のフィールドを作成。
準備②:フィールドにボクセルの積みあげ・移動・延長を組み合わせて、人型キャラクターを作成。
これでWorld画面で編集を行う準備完成!
World画面 表示
画面右上の[▲]アイコン(名前は画面下に”Model/Worldスイッチ”と表示されていた)をクリック。
World画面に変更された。
キャラクターの周りに3方向の矢印が表示され、キャラクターはマス目状のフィールドの上に設置されている。
3Dモデルの複製
3Dモデルを選択した後、画面右にあるEditパネルの[Copy]ボタン、続けて[Paste]ボタンをクリックする。複製モデルはオリジナルに重なって存在しているため、Paste直後は1体に見えている。
キャラクターの矢印(今回は赤い矢印)をクリックでつかみ(オレンジ色に変わった)、矢印方向にドラッグしていくと、キャラクターが分離して2体となった。複製成功。
複製モデルを変形する(モデリング画面での操作)
コピーの方を編集して変形させたいので、コピーを選択して、[Center]ボタンをクリック。
コピーに焦点が合った。
コピーモデルの編集は、ボクセル単位で行うため、一旦モデリング画面に戻る。
先ほどクリックしたModel/Worldスイッチ(今は[▼]ボタン)をクリック。
モデリング画面となったら、モデルの顔の向き、腕と足の角度を変更する。
Brushパネルの[選択]アイコンで変更したい部分を選択し、Editパネルの「Rotare」欄に回転軸と角度を入力して[Enter]キーをクリックすると角度が変更される。角度は負の値でも良い。
顔の向きを30度回す。
さらに両腕を前後に回転。
腕に合わせて、両足を前後に回転。
足の位置が少し不自然だったので、足を選択し“移動アイコン”でちょうどよい位置に移動。
別モデルの複製と編集
さらに、左右逆のバージョンを作成する。
先ほど変形したモデルを[Center]にして、「Model/Worldスイッチボタン」(今は▲)でWorld画面に移動。[Copy]・[Paste]した後、横に移動させて分離。
分離した方のコピーモデルを選択し、「Model/Worldスイッチボタン」(今は▼)でモデリング画面に移動。
モデルの編集開始。キャラクター全体を選択。
左右反転させたいので、Flipの[x]ボタンをクリック。左右が反転した。
「Model/Worldスイッチボタン」(▲)で再度World画面に移動。
3体のキャラクターを前後左右に移動(上下移動も可能)させて、縦に整列させた。
真ん中の直立姿勢のキャラクターを[Copy]し、2体[Paste]して、3体の前後に移動させた。
これで5体のモデルをWorld画面に設置することができた。
レンダリング画面
5体のキャラクターが整列している状態で、画面左上の[Render]ボタンをクリック。
レンダリングモードが表示される。これの使い方はまだよくわからないので、今回はここで終了。
その後レンダリングを行った記事:MagicaVoxel:ジオラマ(箱庭)の制作02 レンダリング操作
終了前に、画面右上の“名前をつけて保存”アイコンをクリック。ファイル名(今回はuntitled2)を入力して[保存]クリック。Projectパネルに追加された。
Projectパネルの“untitled2”をクリックすると、縦に整列した5体が表示された。
今回は、World画面に1つのモデルを複製に変形させた複数のモデルを設置した。
これらの複数のキャラクターを使ってアニメーションが作れるのだろうか?
参考書:まるごとわかる 3Dドットモデリング 入門 技術評論社